サツマシジミを求めて 南紀 10月中旬 その2

Category : シジミチョウ科
海岸沿いで会った何人かの採集者によると、昨年は大豊作、今年度は台風の襲来や大雨が相次いだこと等、 天候不順による影響で不作とのこと。確かにサツマシジミの個体数はそれほど多くはなく時々飛び出す程度であったが、撮影に関して言えば十分すぎるくらいだ。午前中はどうしても太陽光の乱反射による強い日差しがまともに入ってしまいその大半が白飛びして写っていた。午後になって時々薄雲が通過していたので薄雲が多くなった頃を見計らって撮影を開始です。

チラッと見え隠れする淡いブルーに白班紋、それが透過する、本当に美しいシジミチョウです。
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飛び交う姿は比較的素早い感じでもありましたが、セイタカには全く留まることなく好物のセンダングサを見つけると花の周りを緩やかに飛び回る習性があるみたいです。気に入った花にはすぐに留まりますが、お好みでないといつまでも行ったり来たりします。神経質なところがあるのかもしれませんね。
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正面姿を意識して狙いましたが、表翅独特の白班が見えませんと写真的には普通のルリシジミです。
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晴天時の強い光とは異なり、 曇天時は柔らかく回る光のため、しっとりとした美しい色を引き出せる感じですね。
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午前中は 散々撮影を邪魔されましたが…何だろう…えっ?って感じ、天候にもよるのでしょうか?この時間帯(3時過ぎ)は不思議とヤマトのおとなしいこと!
慣れてくると飛翔中でも他種との見極めは比較的簡単で、全てのブルーがサツマに観えてしまうこともなくなりました。
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ヤクルリもサツマ同様に午後になると就寝前の栄養の補給をするのか、センダングサの周りを緩やかに飛び始めました。気に入った花の前では盛んにホバを繰り返します。
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破損した雄にちょっかいを出しております。こんな姿は観ているだけでも楽しいものですね。
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個体数が十分多いため鮮度の良さそうな個体を撮影してみました。
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テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

サツマシジミを求めて 南紀 10月中旬 その1

Category : シジミチョウ科
長い間憧れにしていたサツマシジミにこの度やっと逢いに行ってきました。このシジミチョウの淡いブルーは憧れでもあるしどうしても観てみたかったのです。とは言っても未見でもあるこの蝶の習性等は全く分かりません。そこで、サツマシジミの撮影経験のある ごまさん Akakokkoさん にお願いし嬉しい情報を提供して頂きました。

東京を始発で出発して途中何本かの在来線を乗り継ぎ、現地に到着した時はすでにお昼過ぎでした。こんなにも長時間列車に揺られ大移動したのは初めての事であった。
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早速宿に荷物を預け近くをブラブラ探索してみることにしました。散発的に飛び出す小さなブルーすべてがサツマシジミにどうしてもダブって観えてしまう。海岸沿いの道をどんどん進んで行くと、センダングサや白い花のイタドリの様なものが群生している所があり、そこにはたくさんのウラナミシジミとヤマトシジミが乱舞していました。
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中にはこんなヘンテコな個体もいました。
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センダングサの中で白くひときわ大きく目立つシジミチョウを発見した。憧れの蝶を目の前に緊張が高まり、心臓の鼓動が早くなっていくのが自分でも良くわかった。しかし、一旦飛び立つと周りにいるシジミたちに散々追いかけ回され結局見失ってしまうことが度々、なんてこったい…。
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種子をズボンから靴下まで ビッシリ付けてさらに進むと、いたいた、今度は開翅中であった。とにかく早めのうちに証拠写真を。数回シャッターを切った後やはり追いかけ回されてしまった。
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今回の目的のもうひとつがヤクシマルリシジミの撮影でした。ルリシジミと違い表面は濃い瑠璃色、裏面も何とも言えない美しさがあります。小刻みに素早く飛翔をするため見失ってしまうことが多くあります。小さくても美しさは一級品です。
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羽化直の雌が吸蜜中。
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数年前の撮影では焦点距離が合わずイライラすることも多かったのですが、今回は個体数が多いのでじっくりといろんな角度から写真を撮ることができました。IMG_2313.jpg

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サツマシジミを撮影した地点から遠くない所にソテツが植栽されていることを思い出したので、観に行ってきました。やはりセンダングサには非常にたくさんの個体が吸蜜に来ていました。不思議なことにここでは意外にもウラナミとヤマトが少なかったことです。
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宿の目の前にあるセイタカアワダチソウには南国に相応しいイシガケチョウが夕陽を浴び何頭もの個体が滑空を繰り返していた。この蝶を見かけるのは久しぶりでしたのでカメラだけを持参し少し撮影することにしました。
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残念ながら今回はサツマシジミの雌を撮影することが出来ませんでした。この課題は来年に持ち越しとなりましたが、これでまたひとつ楽しみが増えた感じです。

ごまさん Akakokkoさん、お陰様で今年のテーマでもあった、サツマシジミをやっと撮影することが出来ました。
色々お世話になりありがとうございました。

テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

クロコノマチョウ 千葉 10月上旬

Category : ジャノメチョウ亜科
自宅から自転車で30分ほどの閑静な住宅街の一角にジュズダマの群生地があります。1日は霧雨模様でしたが、暫くすると薄日も差してきましたので数年ぶりにクロコノマチョウの撮影に行ってきました。途中、都立公園を覗いてみましたが、こちらは伐採影響により林床がスカスカ、見るも無残な光景に唖然 。環境変化に敏感な生態系をもつ蝶であり、湿地にはジュズダマの維持管理などを目的に活動し ている環境○○会という立て看板があった。ジュズダマ群生地裏手の小高い雑木林が親の住処で、久しぶりに沢山の個体を観察することが出来ました。
しかしこの場所に長時間居座ることは危険極まりない行為なのです。理由はヤブ蚊の猛攻に合い、シャツやズボンの上から容赦なく射してくることです。それでも気にならないのですから、夢中になるって本当に恐ろしいことですね…1時間ほどで撤収する事に。

この時期のクロコノマチョウは裏面の黒茶色の個体から鮮やかな赤っぽい個体等様々な色合いのものがありまして、撮影テーマを決めてそれを探すのも面白いものです。飛翔距離のないクロコノマチョウはすぐに着地するので撮影するのは容易いと思うのですが、なかなか至近距離に寄れず静止場所を直ぐに移動してしまうという敏感さを持ち合わせています。
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このタイプの色合いが一番絵になる感じですね。
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クロコノマチョウの魅力はなんと言っても表翅の大きな赤班を上下に靡かせ優雅に林床を舞う姿でしょう。
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椎木の根元に静止。
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雄の突起は短く全体が黒色をしており、雌ほどの派手さはありませんが、縁のシルバーラインは写真的な面白さが出そうです。
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擦れているものの夏型個体もまだみられました。
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テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

ツマグロキチョウ 栃木 9月下旬

Category : シロチョウ科
ジメジメとしたすっきりしない天気。ここ最近はっきりしない天候が続いておりましたが、27日は秋晴れにはならなかったけれど曇り空ながら時々薄日の射す時間帯もありました。 昨年は台風の影響により生息地の冠水、あたり一面泥とゴミだらけ、本当に辛かった。 現在は以前の平穏な河原に戻っておりホッとした気持ち、周りの人への感謝、いろんな気持ちでいっぱいでした。

草地に分け入ると、多くの個体を確認することが事が出来ましたので、とりあえずは一安心。 黄色系はどうしても苦手意識を持ってしまうところがありますが、本種の撮影には薄曇りが良さそうですね。
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アザミの群落はあるのだが、なぜか素通り。なんとか撮れた写真がコレです。
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ツマグロキチョウの飛翔は今まで随分と撮影をしてきましたが、なかなか自分の思ったような写真を撮ることが出来ません。 表翅の鮮やかな黄色と黒色がチラッと見えるこのスタイルが好きです。
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茶褐色の裏翅には結構なバリエーションがあり、色柄・模様の変化に富み個性的な表情を演出します。
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肉眼では観ることができないこんな姿も面白いですね。
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縦位置の構図は高さを、横位置は空間の広がりを表現しやすい。 同じ被写体でも縦位置と横位置で大きく印象が変わり、撮影の楽しみ方も倍増します。
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もう一つのお楽しみがこの黒斑退化型です。最初に見つけた個体はまずは藪に逃げ込まれ失敗。 今日は運がないのかなぁ~と思った矢先、今度は2個体同時に現れ、さて、どちらを選択しようか大いに悩んだあげくまたしても藪に…完全に欲張りすぎた。 悔しいのでしばらくこの場に留まり(1時間ほど)、やっとの思いで撮影することが出来ました。
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久しぶりの飛翔撮影は目測定まらず、ピンボケやフレームアウト量産。 広角24mm・開放F値1.4・最短15cmで何枚も撮影した中でも一番のお気に入り写真です。
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リズミカルにそして軽やかに飛翔を繰り返すも、肝心な表翅を捉えるのは本当に難しいなと実感しました。
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同所に混棲しているキタキチョウとツマグロキチョウの退化型を区別するのは意外にやっかいなものです。 飛翔中はキタキチョウの無紋型そっくりなため、以前は、カード全てキタキチョウに化けてしまったこともよくありました。
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真っ黄色のため不思議な魅力を感じます。 完全退化型はこれから晩秋にかけてが最も多いので、機会ありましたらもう一度チャレンジしてみたいですね。
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